家に帰れば、ハードボイルド。映画の主人公になりきってしまいそうな部屋
グッドルームのスタッフも思わずびっくりのイチオシ物件を紹介します。 本日は池ノ上に出現した、驚愕のリノベーション物件を紹介。完全につくりこまれた空間で、ハードボイルド映画の主役になった気分です。…
グッドルームのスタッフも思わずびっくりのイチオシ物件を紹介します。
今日は、あらゆる既成概念から解放された、なんとも自由なリノベーションの部屋です。
オアダイ from goodroom 東京
様々なリノベーションプランがあるなかで、個人的に最も大好きな「アジトリノベ」。
おいおい、待てよ。「アジトリノベ」って何ぞや。教えてしんぜよう。
一言で言えば「雑」なのだ。
……。
うん、語弊がないように捕捉をしよう。
………。
特に捕捉はなかった……。
「雑だなんて、簡単に言い過ぎじゃないかい」とお思いの方に説明させていただこう。
私の中で「アジトリノベ」に対する定義として、ほぼスケルトンから手を加えていない状態であること、コンクリートは粗めの白塗装、剥き出した配管、簡素的すぎる水回り、古いままの建具など決して親切とは言えないリノベーション。
そもそもそれってリノベーション?
いやいや、ちゃんとあるんです。見えない価値が。
私は人やモノで強い「物語性」を感じる事に価値を見出だします。
例えば二人のダメージジーンズを穿いた男がいるとします。
一方は丁寧に加工された、小綺麗なダメージジーンズ。
一方は経年変化で穿き潰して破れたダメージジーンズ。
これ、わりと一目でわかるくらい違いがありますよね?
私は当然後者に3つ星を送ります。
本質主義とは違った意味合いですが、偽りのない本物感に価値があるんじゃないかと思っております。
そんな個人的な趣味嗜好が露骨に現れる今回のお部屋。
とにかく雑で、誰が住むねんって突っ込みたくなるほど(私は本気で住みたい)。
マイナスがたくさんあります。
・バスルームに仕切りがありません。
部屋の角っこにバスタブがちょこんと恥ずかしげもなく居ます。一応カーテンレール設置済み
・一部窓に網戸がありません。
・キッチンに換気扇はありません
・建具は古いままです
・梁が低い位置にあるため、背の高い人は確実に頭をぶつけます(私はぶつけた)。
・バルコニーもウッドデッキ設置のため底上げ、柵が低くなりちょっとコワイ。
・駅から遠いです。西武立川ってJRの立川から随分と離れるんですね。
こんなマイナスポイントを理解できる器の大きな男たち。
そしてそんな見えない価値に心惹かれるものたちに、自信を持ってオススメしたい!
家賃 7.9万円
管理費 6,000円
間取 ワンルーム
広さ 66.54㎡
アクセス
東京都昭島市 武蔵野2-9-30
西武鉄道拝島線 西武立川駅 徒歩10分