採光・通風が命! 抜群の日当たり・風通しを確保する、団地の工夫とは?
「団地」の価値を見直し蘇らせる再生プロジェクトが、全国で始まっています。「いま、団地に暮らすってどんな感じなんだろう?」リアルに団地に暮らすひとびと、団地に関わるひとびとにお話を聞きます。 「団地の最大のメリットは、日当たり、風通しの良さ」と、団地家の吉永健一さん。抜群の日当たり、風通しを確保するために知恵を絞った、団地の工夫を教えてもらいました。…
最近、「あえて、団地」を選ぶひと、増えています。家賃が安くて、昭和レトロなイメージがある団地ですが、じつはそれだけじゃない。各運営主体が力を入れて、さまざまな工夫を凝らしたお部屋がいっぱいあるって、知ってましたか?中に入ってみてびっくり、ツワモノの団地リノベーション、まとめてみました。募集期間が今だけ!というお部屋もあるので急いでチェックしてみてくださいね!
text : goodroom 編集部
大阪府住宅供給公社からは、去年も話題を呼んだ「ニコイチ」のリノベが登場!
隣り合わせの2つの部屋を、ひとつの部屋として合体してしまう、斬新な方法で、広くて開放的なプランが誕生しました。
じつはグッドルーム大阪も、このリノベプランに参加しています!無垢フローリングの広々空間、かなり素敵に完成しましたよ〜。
寝屋川市の香里三井C団地にも、「ニコイチ」プランが登場。
こちらは、ちょっと斬新なお部屋が多くなっています。部屋のど真ん中に、畳! 使い方を想像すると、ちょっと子どもが遊ぶスペースに、とか、お客さんが来た時のくつろぎに、とか、はたまたヨガに……とか、意外に便利かも!?
グッドルームでもたびたび話題になる、「MUJI × UR」のコラボレーション団地も、募集が出ていますよ。
規格化された間取りの多い団地だから、シンプルで、機能的なMUJIの考え方、ぴったりハマるんですよね。
随所に考えられた工夫がいっぱいで、「こういう部屋に住みたかった!」を叶えてくれます。
豊中市の東豊中第2団地にも、「MUJI × UR」。
10畳あるダイニングキッチンは、団地のイメージにぴったり合う、真っ白の可動式ダイニングテーブルとスツールがセットに。キッチンも真っ白で、高さも揃えられているから、すごく整った印象です。
窓からの眺めもよくて、団地のいいとこどりですね。
・ 運営主体によって、住むための条件がいろいろあります
団地の運営主体は、主に都道府県・市町村、UR都市機構、公社の3つ。所得が「基準以下」であることが条件となる都道府県・市町村の公営住宅と違って、URや公社の団地の場合は、逆に「家賃の4倍以上」などの収入制限があります。住みたい団地の条件に合致しているか、確認してみましょう。
参考 : どこが運営するかで性格も変わる。団地の種類いろいろ
・ 子育て層に優しい団地。でも、ひとり暮らし向けもあります
子育て層にとって、公園など環境が整っている団地は特に魅力的。でも、単身世帯でも入居できる物件もいろいろあります。団地といっても、かなり幅広いんです。
参考 : ひとり暮らしするなら、ワンルームより団地でしょ
・ 人気の団地はなかなか空きが出ない&抽選の場合も。
更新手数料が必要ない、礼金がない、家賃が安いなど、一般の賃貸住宅に比べてメリットも多い団地。じつは、利便性がよく、内装もリノベーションされている団地は人気が高く、なかなか空室のものが見つからない、という場合もあります。リノベーション完成すぐの物件などでは、募集期間がかなり短く抽選のものも。空きを見つけたら即決!が人気物件に住むためのポイントです。