子どもの成長に合わせて形を変える。フレキシブルな1LDKインテリア
家族3人で暮らす賃貸マンションの1LDK。それぞれがおもいおもいに自分の好きなことができるように、家具の配置やゾーニングを工夫して模様替えを楽しむお部屋を拝見しました。…
緑が多く、ゆったりとしたつくりで、陽当たり良好。団地って、実は自分の暮らしに合ってるかもしれない。そんな思いを胸に、各地の団地を訪問し、お話をお聞きする企画がスタートします。
第2回は神奈川県の海側エリア、横浜市金沢区にあるビーコンヒル能見台サウスヒル。こちらに、「子育てのしやすさ」に特化してリノベーションしたお部屋があるということなんです。どんなお部屋なのか、早速見に行ってみました。
text : Miha Tamura / photo : Takuya Kanai / 提供 : UR賃貸住宅
やってきたのは、京急線で横浜駅から約20分ほどの、能見台駅。金沢シーサイドラインの発着駅である金沢八景のお隣で、八景島エリアにもほど近く、海が見える高台に広がる新興住宅地です。
物件の名前になっている「ビーコンヒル」とは、アメリカ・ボストンの地区の名前。レンガ敷きの歩道に、ガス灯が灯り、高級住宅街として知られているそう。今まで持っていた「団地」のイメージとはちょっと違う、海外風の新しいデザインは、その街をモチーフとして作られています。
誕生したのが平成11年と新しいこともあって、高級分譲マンションのような雰囲気も漂っていますが、全号棟、全号室が賃貸で住めるということなので、嬉しいですよね。しかもUR賃貸住宅なので、礼金ナシ、仲介手数料ナシ、更新料ナシ、保証人ナシなど、お得な仕組みもそのままです。
UR賃貸住宅のメリット・特徴
https://www.ur-net.go.jp/chintai/whats/merit/
「車なら30分以内に、八景島シーパラダイス、金沢市民公園、ベイサイドマリーナがあるので、余暇も家族で楽しく過ごせるところもおすすめですよ」
と加藤さん。
敷地内には緑いっぱい。すぐ近くには息抜きのできるショッピングモール。敷地内や近隣に保育園や小学校があることも確認済み。かなり魅力的な子育て環境の整うこちらの団地ですが、「子育て向けに特化したリノベーションのお部屋」が2年前に誕生したそうなんです。早速、見せてもらいましょう!
このお部屋は、UR都市機構の職員さんの中でも、子育て中の女性メンバーが中心となって企画・スタートしたリノベーション住宅。実際に子育て中のメンバーの意見がしっかり取り入れられているから、ファミリーにとって満足できるところがたくさんあるんです。
子どもを寝かしつけたり、遊び場にするのに意外に便利なのが、和室。こちらのお部屋には、リビング・ダイニングのお隣に、襖を閉めても開けても使える、ちょっとした畳のスペースがあります。
床の間があって、障子の襖で……という、従来の和室だと、子どもを遊ばせる時にはちょっと気を使ってしまいますが、こちらもファミリーの暮らしに合わせてしっかり考えられたスペースになっていました。
もうひとつ、ファミリーで暮らすとなると賃貸マンションでは手狭になりがちなのが、収納スペースですが、さすが子育てに特化したお部屋。和室にある押入れ、洋室にあるクローゼット以外にも、たくさん備えつけられた収納に「おお!」と感心してしまいましたよ。
家事の導線を考え抜いたようなこの間取り、とってもいいですよね。子どものためだけじゃなく、忙しいお母さん、お父さんのサポートになるような仕組みがたくさん。
全体の間取りや設備もさることながら、特に子どもが小さいうちには「ヒヤリ」としてしまうことが多い部分にも、細かい配慮がなされています。
賃貸マンションでの子育てって、なんとなく今まで少し窮屈なイメージがありました。でも、今回のお部屋を見てみると、緑いっぱいの豊かな環境はみんなで共有できて、室内はしっかり、子どものことも、お母さん&お父さんのことも考えてくれていて。「子育てしやすい賃貸」って、じつは最高なんじゃない?と、明るい気持ちになってきたのでした。
※写真は同タイプの13階のお部屋です
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田村美葉
田村美葉
グッドルーム・ジャーナル編集部所属。エスカレーターマニアというちょっと変わった肩書きを持っていますが、インテリアやリノベーションが大好きです。goodroon journal の取材を通じて、いつもたくさんのアイディアを教えてもらってます。役得。