チームというより、ファミリーだ。家族みたいな距離感で働く4つのオフィス

広尾駅から少し歩いたところにある、静かな住宅街の中にどっしり構えるテラスハウス。オフィスが半地下というのは珍しいかもしれません。

暗すぎず、明るすぎず。製図や制作などの目を使う作業に良さそうです。

部屋の奥にはウォークインクローゼットがあるので、スタッフの荷物置き場にするか、会社の資料置き場にするか。仕切らなければ17畳ほどの広さがあります。仕切ればさらに色々な使い方ができそうです。

階段を登った先はエントランスと水回り。小さいオフィスだと、仕事部屋とトイレが離れているかが意外と重要だったりしますが、ここなら安心できそうです。

一軒家で働くこと、ちょっと想像つかないな。きっと誰かの家にお邪魔してそこで過ごす、みたいな感じなんだろうと思います。だからエントランスでは靴を脱いで、スリッパに履き替えましょう。

机を並べてオフィスらしく、というよりは、大きなテーブルをどんと置いて、そこで各々が好きなところに座るスタイルのほうが合いそうです。

天気が良い日にはウッドデッキで立ち話をしたり、ご飯を食べたりできそう。もちろん、集中力が切れたときの休憩にも。

一階が仕事部屋なら、二階は資料部屋とか書斎にどうでしょう。でもそういう狭いところで仕事をしたほうがはかどる人って絶対いるんですよね。

いいなあ、この感じ。会社というより、誰かの実家で合宿してるような雰囲気がありますね。

台所が大きめなのも、サークルの合宿所みたい。昼前になったら誰かがここで用意をして、お昼になったら他のスタッフを呼ぶ。最初のメニューは、カレーなんてどうでしょう。

主な作業部屋は二階になりそう。一階脇にある部屋は玄関のすぐ側なので、人の気配があった方が集中できる人向けのワークスペースとして使えそうです。

そうそう。仕事に煮詰まったな、と思ったらすぐにお風呂に入れるのも一戸建てならでは。気心の知れた仲間数人と、事業を立ち上げるときにいい家だと思います。

どんなに成功している会社でも、アパートの一室から始まった、みたいな歴史があるだろうと思います。畳もある、4階建てのこのオフィスで過ごした時期のことは、きっと「中目黒時代」と呼ばれるようになるでしょう。

絨毯が敷いてあると、なんとなくオフィスっぽいと思いませんか。机を置くために寸法を測るのは、小さな会社ならではのイベント。大体30名ぐらいまでは入りそうです。

最上階のロフトでは、経営の課題について打ち合わせをしたり、合宿に使ったり。このオフィスが手狭になるまで事業を拡大したら、いつかロフトや和室を懐かしく思う日が来るでしょう。