こだわりのパン屋から花屋まで。今おしゃれなお店が集まる期待の街「蒲田」で、心弾む暮らしを
goodroomのスタッフが実際に街を歩きながら、住みたくなる街を紹介するこちらの連載。42回目は、JR京浜東北線・東急多摩川線・東急池上線の3路線が通る「蒲田」をご紹介します。利便性が高く、人々の生活の地として長く根付いてきた蒲田には、goodroomのオリジナルリノベーション「TOMOS(トモス)」のお部屋が複数あります。蒲田の街ではどんな暮らしができるのか、その魅力に迫っていきましょう。…
自分が自分らしくいられるように、心地よく暮らせる街は自分で選ぼう。38回目にご紹介する街は、小田急線小田原線が通る「生田」。あまりイメージがないかもしれませんが、地元の人たちの暖かみを感じられる住みやすい街なんです。
text : あやけんぴ from goodroom 渋谷
goodroomのスタッフが住みやすい街を紹介する連載。今回は川崎市多摩区「生田」を散策してきました。
川崎市と言えば、メインターミナル「川崎駅」は華やかな繁華街の側面をもちつつ、小田急線沿線、南武線沿線など、東京のベッドタウンとしても発展しています。生田はどちらかというと、落ち着いた住宅街が広がったベッドタウン。そんな街でどんな出会いが待っているのか、早速ご紹介してきます。
生田は東京と神奈川のほぼ県境に位置する、小田急線沿線の街。
停まる電車は各駅停車、準急、通勤準急の3つ。新宿発の小田急線は、「多摩線」「小田原線」「江ノ島線」の3方向へと分かれていますが、生田はこの全ての路線が通るのでとても便利。急行や快速急行は停車しませんが、新宿方面へは2つお隣の登戸駅で快速急行に乗り換えができます。
快速急行に乗り換えレバ、新宿まで約24分。渋谷駅までも下北沢で京王線に乗り換えて約30分と、都内へアクセスしやすい立地です。
ちなみに同じ神奈川県の横浜駅や片瀬江ノ島駅までは約60分かかり、実は都内へ出る方が早いんです。とは言え、同じ小田急線で箱根や江ノ島へお出かけしやすいというのは利点ですね。
小田急線ならではのブルーが映える駅看板。階段を上ってみると?
駅構内はゆったり。通勤時間と退勤時間には多くの人が行き交います。
改札を背にすると、セブンイレブンが目の前に。朝食を食べられなかった時にいつもお世話になっています。
駅周辺には様々なお店が立ち並びますが、まずは南口から出てみましょう。
駅の南側には、明治大学、専修大学、聖マリアンナ医科大学と大学が点在しています。だからと言って賑やかというわけではなく、どちらかというと生活にそっと寄り添うようなお店が立ち並んでいます。
駅を出て、まず目に入るのは青と黄色が鮮やかなマツモトキヨシ。昨年に出来たばかりですが、よく利用させてもらっています。
地図を見てみると、生田駅の周辺にはドラッグストアがとても多いことに気づきます。数えてみると、駅から徒歩約5分圏内に4店舗も!薬はもちろん、日用品に困ることはなさそうです。
マツキヨを背にして、バスロータリー方面へと歩いていきます。通りにはすでにいろいろなお店が見えていますね。
2020年2月にオープンしたばかりのコーヒースタンドショップ。南生田に本店があり、厳選されたコーヒー豆も販売しています。仕事帰りや朝に寄りたくなります。
バスロータリーを抜けると、目の前に小児科や歯科、眼科が1つの建物に集約されています。いざという時、他の駅まで行かなくていいのは助かります。
さて、南側を後にして、続いては駅の北側へ。
駅の北口から出ると、すぐ横に100円ショップとOdakyu OX(スーパー)。帰り道で買い物を済ませられます。
お弁当屋さんや牛丼屋さんもあるので、素早くご飯を済ませたい時に重宝しています。
駅の北側には三軒茶屋から町田まで続く県道3号線が通っています。
3号線沿いには商店街が広がり、八百屋さんやお魚屋さん、お総菜屋さんなど昔ながらのお店に加え、ラーメン屋さんやパン屋さんなど新しいお店も混ざり合う和やかな雰囲気です。
野菜の直売所では毎日11時から地元の野菜を販売していて、なくなり次第終了です。買いに行く際には早めに行ってみるといいかもしれませんね。
どこか懐かしさを感じる書店です。ふらりと立ち寄るとお気に入りの本が見つかるかも?
時刻はお昼時。少しお腹が空いたので、ずっと気になっていたパン屋「La Main qui Pense」(ラ・マン・キ・パンス)さんへ寄ってみました。
店内はスポットライトが輝く明るい空間。「La Main qui Pense」というのはフランス語で「考える手」という意味。よく見るとお店の入り口にはパンで作られた大きな手も飾られています。フランスのパリで修業したオーナーの作るパンは職人的で「手で作る」ことにこだわり、並んでいるどのパンも美味しそうです。
季節ごとにラインナップが変わるので、足しげく通いたくなります。
どれも美味しそうで悩んでしまいましたが、今回は人気のニース風サンドイッチを購入。フランスのニース地方で食べられている具沢山サラダをサンドイッチにした一品。今から食べるのがとっても楽しみです。
オーナーの奥様の実家が生田ということもあり、2005年にオープンした「La Main qui Pense」。せっかくなので、生田がどんな街なのか奥様に伺ってみました。
「神奈川だけど、とても落ち着いた街。新宿まで25~30分で行けるのでとても便利ですよね。駅前には商店街があって、すぐ近くに緑や山もある。急行は止まらないけれど、それがまたいいのかなと思っています。お店に来てくれる学生の話を聞くと、お肉屋さんやお魚屋さんに気のいいお母さんがいて、安心すると言っていました。そんなアットホームな街ですね」
確かに、いろんなお店を見てきましたが、どこを見てもなんだか優しくて暖かい。奥様も素敵な笑顔で終始お話してくださり、私も心がほっこりしました。
さて、購入したパンをいただくちょうどいい場所があるので、北に向かって坂を上っていきましょう。
このレトロな看板たち、いつ見てもいい味を出しているなあ……。
お、なんだか懐かしさを感じる洋菓子店を発見。ちょっと寄り道してみよう。
「ラ・セーヌ」さんはこちらに店を構えて約40年。地元の方々に愛される洋菓子店です。
こちらの人気商品は「生田シフォン」。味は日替わりで、伺った時はアールグレイでした。ふわふわの生地がカップから溢れそうなくらいに詰まっていて、見た目のインパクトもあります。生田のお土産として持っていくと喜ばれそうですね。
ラ・セーヌさんを後にしてさらにゆるやかな坂を上っていきます。ここからは落ち着いた住宅街の中へ。
生田駅からだと、ここまで徒歩約15分。知らなければ通り過ぎてしまいそうな横道へと入っていきます。
写真では緑が生い茂っていますが、春には桜が咲き誇り、お散歩コースにちょうどいいんですよ。
行きついたのは生田配水池の土地を利用した展望広場。とっても開放的で心地よい風を感じられます。
高台からの眺望がこちら。初めて見たときには驚きと感動で言葉を失いました。この景色、生田で見られるんです。
晴れている日には東京スカイツリーも見ることができます。距離を考えると大分遠いけれど、なんだか近くに感じてしまいますね。
先ほどは遊歩道からやってきましたが、展望広場には階段から上ることもできます。
ただし、段数は218段。その高さなんと約40m。分かりやすく言うと、マンションの13階相当です。実際に上ってみたのですが、これがなかなかにきつい。上る時には覚悟を決めた方が良さそうです……。
一通り散策を終えたところで、お待ちかねの食事タイム。ランチョンマットも持参しました。
パンからこぼれおちそうなくらい具沢山。落とさないよう気を付けつつ、生田の街を眺めながらいただきます。
一口食べて「うんまい!」そう自然と呟いていました。噛めば噛むほど味わい深いパン。みずみずしいトマトにレタス。シャキッとした食感が楽しいインゲン。そこにオリーヴの酸味が見事にマッチ。最後まで飽きずにぺろりといただきました。いやあ、これはリピート決定です。ごちそうさまでした。
お腹がいっぱいになったところで、改めて街を見渡してみました。神奈川でありながら都心に近く、都心の近くでありながら自然を感じられる街、生田。地域の方のぬくもりにつつまれて学生の一人暮らしはもちろん、家族でものんびりと過ごせそうです。
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あやけんぴ
あやけんぴ
電車の1日乗車券を買って、行ったことのない街をお散歩するのが最近のブーム。何気ない日常が明るくなるような、アイテムやお店を探しています。