東京での一人暮らし。どのぐらいの家賃の部屋に住むべきですか?
適切な家賃は、「収入の3割」が目安とよくいわれますが、東京での一人暮らし、実際にはだいたいどのぐらいの家賃で探したらいいのか、まとめてみました。…
通勤時間が短いに越したことがないけれど、どのぐらいの時間、家賃で妥協すべきなのか……。そんな風にお悩みの方のために、データをみながら、ライフスタイルに合った「通勤時間診断」をお届けします。
text : Miha Tamura from goodroom journal
春から新社会人になり、渋谷の会社に勤務します。
一人暮らしを始める予定ですが、家賃をとるか、通勤時間をとるかで迷っています。
まずは、ふつうの社会人って、どんなお部屋に住んでるのか、ちょっとデータを調べてみましょう。
「マイナビ 学生の窓口」が2017年に一人暮らしの社会人男女77人に調査したところによると、「住むところを決めるとき、通勤時間と家賃の安さのどちらを優先しますか?」という質問に対し、4人に3人に当たる76.6%が「家賃」と回答しています。
交通費は全額支給される会社が多いですし、やはり「貯金」や「好きなことにお金を使う」ために我慢をする方が多いんですね。
(家探しで重視するのは「家賃の安さor通勤時間」どっち? 76.6%の社会人が家探しで「家賃」と回答!より)
次に、2018年のアットホームの調査によれば、都内勤務の20~30代賃貸一人暮らし会社員の通勤時間の平均はドアtoドアで「47分」。
“理想”は「29分」、”限界”は「65分」という結果になりました。
同じ調査で注目したいのは、「通勤時間を短くするために、引越しをした経験はありますか?」という質問。
この質問に、「ある」と回答した方は 37.3%と4割近くにもなりました。
やはり、最初は「大丈夫」と思っていても、徐々に辛くなるという経験をしている方も多いようです。
いくら家賃を優先したいといっても、多くの方が「限界」と答えた60分以上の通勤時間になるようなエリアは、少し考えたほうがいいのかもしれません。
(アットホーム「都内勤務 20~30代賃貸一人暮らし会社員の「電車通勤実態」より)
首都圏の色々なエリアで、一人暮らしの方のお部屋を取材してきた私。
都心エリア、郊外エリア、どちらを選んだ方もそれぞれに「気に入っています!」と答えてくれましたが、ライフスタイルをお伺いしてみると、「なるほど、ここに住むのにぴったり」と感じることが多かったです。
やはり、後悔のないお部屋探しのためには、自分のライフスタイルを予想してエリアを選ぶのが大切。
ちょっと強引ですが、思いきって3つのタイプに分けて、どのエリアがおすすめか、まとめてみます。
・バリバリ働いて、たくさん稼ぎたい
・飲み会や、ライブなど、夜はよく出歩いている
・みんなでワイワイ遊ぶのが好き
→ 通勤時間「ドアtoドアで30分以内」 家賃「9〜11万円台」をおすすめ
・ワークライフバランス重視。お金はコツコツ貯める
・平日の夜も、自炊や趣味、勉強など、自分の時間を確保したい
・家にいる時間や、公園やカフェで一人で過ごす時間が大切
→ 通勤時間「ドアtoドアで45分以内」 家賃「6〜8万円台」をおすすめ
・サーフィン、キャンプなど、アウトドアの趣味がある
・平日は寝に帰るだけ、休日は早朝から遊びに行く
・車や、ロードバイクを持っている
→ 通勤時間「ドアtoドアで60分以内」 郊外の家がおすすめ(広さによって家賃色々)
いただいた質問に、引越し大好きな goodroom スタッフがお答えします。
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田村美葉
田村美葉
グッドルーム・ジャーナル編集部所属。エスカレーターマニアというちょっと変わった肩書きを持っていますが、インテリアやリノベーションが大好きです。グッドルーム・ジャーナルの取材を通じて、いつもたくさんのアイディアを教えてもらってます。