ホテル暮らしは「不在票知らず」でラク!ホテル生活1年生の私が住民票や、郵便物の疑問に答えます
「ホテル暮らし」という暮らし方が少しずつ広まってきていますが、まだまだハードルが高いのも事実。そこで現在ホテル暮らし中のgoodroomスタッフ、イワタリサが、ホテル暮らしのリアルを語る連載をスタート。第4回目は多くの方からご質問いただいた「住民票」のこと、「郵便物」の宛先や受け取り方について紹介します。…
これからの時代、働き方も、住む場所も、きっともっと自由になるはず。新しい時代の「身軽な暮らし」を考える連載をスタートします。第4回は、「ホテル暮らし」を始めてみたいけど、実際、どうなの?という方に向けて、一番気になるコスト面について。ホテル暮らしで増える費用、減らせる費用をまとめてみました。
text : Miha Tamura from goodroom journal
ホテル暮らしをする際に基本的に必要となる宿泊費について。
ホテル独自で長期滞在用のプランを設けているところもありますが、最近登場してきたのは、全国にたくさんあるホテルやゲストハウスを月額いくらと決まった価格で利用できる、サブスクリプションモデル。
サービスによって利用できる宿泊先や料金体系も異なりますので、まずは自分に合うものをしっかり吟味してみましょう。
・ Hafh
・ Hostel life
・ goodroom ホテルパス
・・・など
ホテルで暮らすということは、一般的な賃貸住宅で暮らすのとは少し異なりますので、宿泊費以外に必要なコストもあります。
ホテルの部屋には洗濯機はありませんので、施設内か、近所のコインランドリー、あるいはクリーニング店を利用することになります。
コインランドリーは、洗濯〜乾燥コースでおよそ1回、800円〜1,000円ほど。
ホテルに置ける荷物量も限られますので、週2回は通うとして、月額でおよそ8,000円、ワイシャツなどクリーニングを利用する場合はもう少しかかります。
キッチンがついている物件もありますが、基本的にはホテル暮らしは外食、もしくは中食(買ってきたものを部屋で食べる)に。
毎日1000~3000円程度は食費をみておく必要があります。
自由に洗濯や自炊ができないとなると、コスト面で負担が大きいようにも感じてしまいますが、実はホテル暮らしでは減らせるコストもかなりあります。
一番大きなメリットはこれ。
ホテル暮らしの場合、一般的な賃貸住宅で必要な敷金や礼金、仲介手数料、火災保険料といった高額な初期費用が必要ありません。
ライフステージに合わせて、身軽に住まいを変えたい方、転勤や引越しの多い方にとっては、実は大きく得になるポイントです。
もうひとつ、そもそもあまり自炊をされない方にとっては、大型の冷蔵庫や洗濯機などの家電を自前で用意する必要がありません。
また、自炊、洗濯が必要なく、掃除もホテルに任せることができるとなると、細々とした「日用品のストック」も、自分で用意する必要がなくなります。
家事に煩わされることがないと言う、時間的なメリットも考えると、むしろ得になる方も多いのでは。
3つめに、これも大きなポイントとなるのは、光熱費やインターネット代がかからないということ。
特にこれからの季節、自宅で仕事をされる方は、冷房のコストが気になって、つけたり消したり……という方も多いのでは。ホテル暮らしなら、宿泊費に光熱費が含まれていますから、気にすることなくいつも一定のコンディションに部屋を保つことができます。
また、WiFi環境が整備されているところがほとんど。引越しのたびに面倒な回線工事を予約する必要もない、という点も嬉しいです。
コスト面での不安がネックだった方も、こうしてみると、暮らしかたによっては意外にホテル暮らしのほうが合っている、という場合もあるのでは? 「自分に一番合った暮らしかた」を選ぶことで、「支払うのが当然」と思っていたお金も、減らすことができるかもしれませんね。
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田村美葉
田村美葉
グッドルーム・ジャーナル編集部所属。インテリアやリノベーションが大好きです。グッドルーム・ジャーナルの取材を通じて、いつもたくさんのアイディアを教えてもらってます。現在、定額制の居住サービスを利用して全国で多拠点生活中。