「UR賃貸住宅」は初期費用がお得ってどういうこと?具体的にどのぐらい違うの?
「長く、安心して暮らせるいいお部屋」を探している方におすすめしたいのが、UR賃貸住宅のお部屋です。みんなが抱えているお部屋の悩み、実はUR賃貸住宅なら解決できるかもしれません。 今回は、「UR賃貸住宅」のメリットとしてあげられる「初期費用がお得」というポイントについて、具体的にどのぐらい差があるのか、グッドルームスタッフが詳しく解説します。…
奈良県と京都府にまたがる「たかのはら」。たかのはら10団地として、UR賃貸住宅の10の団地が集まっています。特徴は、京都・大阪へも十分、通勤圏内でありながら、100㎡近い広々のお部屋に手頃な家賃で住めること。これだけの広さのお部屋があったら、どんな暮らし方ができる?そのヒントを探りに、たかのはら10団地のひとつ「平城右京団地」に誕生した、“テレワークルーム”を見学してきました。
text : Miha Tamura / photo : Yumiko Inoue / 提供 : UR賃貸住宅
平城・相楽ニュータウンは、近鉄「高の原」駅を中心に整備された大きなニュータウン。たかのはら10団地として、UR賃貸住宅の10の団地が集まっています。そして住宅だけでなく商業施設や教育施設、公園や遊歩道が計画的に整備されていて、全てがひとつの街の中で完結するため、快適な暮らしが送れます。
「最近、急速にリモートワークが広まる中で、京都や大阪にも通勤可能なエリアでありながら、豊かな住環境がある『たかのはら』に、ぜひ注目してほしいんです」
と、ご紹介してくださったのは、UR都市機構の本多さん。
たかのはら10団地のひとつ、平城右京団地のキャッチコピーは、「駅前で静謐な緑をかかえて暮らす のびやかで洗練された住まいと環境」。こちらに、「UR-DIY部」のメンバーが中心となってモデルルームの1室を“テレワーク仕様”に作り上げたお部屋がオープン。
100㎡近い、広々の間取りの部屋もたくさんあるたかのはら10団地。その広々の空間を活かして、どんな暮らし方ができるのか、ヒントをもらいに見学に行ってきました。
ご案内いただいたのは、左からUR都市機構の脇さん、草間さん、本多さん、松本さん
“テレワークルーム”があるのは、平城右京団地29号棟の1室。広々、97㎡ある4LDKの間取りのモデルルームです。
「平城右京団地には、100㎡を超える5LDKまで、ゆとりある間取りの部屋も多いんです。部屋数が多い空間を、どういうふうに使えるかイメージしてもらえるように、職員がモデルルームのインテリアコーディネートを考えてみました」と本多さん。
早速、見せていただきましょう。
想定されているのは、高校生の男の子、中学生の女の子のいる、4人家族です。リビング・ダイニングには大人っぽく落ち着いた雰囲気の家具が配置されていました。お子さんが大きくなっても、それぞれの場所で家族が寛げそうな広さがありますね。
モデルルームの間取りはこちらです。
リビングの隣には、6畳の和室。収納もたくさんあり、夜は布団を敷いて寝室になります。
高校生の男の子のお部屋がこちら。壁には、賃貸でも設置できる棚を配置されて、好きなものが置けるようにイメージされています。
こちらは中学生の女の子のお部屋。ロフトベッドを配置して、よりスペースを有効活用するイメージです。
それぞれの部屋に十分な広さがあり、これだけでも「ゆったりと暮らせそうだな」と感じますが、このお部屋は4LDK。玄関近くにもう1部屋、洋室が残っています。
この部屋をどんな風に活用するか?
例えば、大阪や京都から、少しゆとりのある「たかのはら」へと引越しをして、平日は主にテレワークで作業をされる、なんていうケースが最近だと多いかも。
そこで、今回はこちらにDIYでつくった “テレワークルーム” が出現しました。
お待たせしました。こちらがその “テレワークルーム” です。UR都市機構の有志職員で構成される “UR-DIY部” の自信作です。
「コンセプトとしては、『賃貸でも、元に戻せること』と、『誰でも真似できること』です。この部屋を参考に、入居者の皆さんが自分の部屋でも気軽に試せるといいなと思っています」
と紹介してくださったのは、UR-DIY部の部長の松本さん。
おしゃれな雰囲気に仕上がっていますが、どれもホームセンターなどで簡単に手に入る材料を使い、職員の皆さん自らの手で作られたものだそう。
「例えばこの壁面収納は、“ラブリコ”というDIYパーツを使用しています。木材を床と天井に突っ張って支柱をつくり、有孔ボードと棚板が移動可能な棚受けパーツを設置しました」
仕事の資料などに合わせて棚板を増やしたり、フックをつけたり、自由に使えます。
手前には、ホームセンターで買える“スチールラックキット”と2×4材を組み合わせて簡単につくれるラックを配置。
こちらは、同じく“ラブリコ”を使って作られた麻紐のパーテーションと、デスク横の側壁で集中ができそうな“どこでもプライベートデスク”。パーテーションはオンライン会議の背景にもなります。
「1部屋まるまるテレワークルームにすることは難しい場合にも、この“どこでもプライベートデスク”なら2畳ほどのスペースがあれば作れます。リビングなどの空いたスペースでも真似できるようにイメージしました」
窓側には“スタンディングデスク”もあり、
集中できる“どこでもプライベートデスク”と、
さらに、ゆったりしたチェアとクッションテーブルで寛げるリラックススタイルと、3つのスタイルで仕事ができます。
それぞれのデスクやラックには、材料や必要な工具、制作にかかる費用までわかりやすく説明がついていて、参考になりますね。ちなみに、このお部屋全体のDIYで、材料費は10万円ちょっとで完成しているんだそう。
UR-DIY部の皆さんの思惑通り、「これなら自分にもできそうだな」「こういうスペースが自宅にあったら、便利そうだな」と想像がむくむく湧いてくるお部屋になっていました。
ちなみに現在、こちらの“テレワークルーム”をバーチャルで見学することができます。こちらのURLからぜひアクセスしてみてください。
https://spacely.co.jp/ur_keina/project_284610
ご入居検討者の方については、このお部屋でテレワーク体験をしていただけます!
詳しくは、平城右京団地にある高の原現地案内所までお気軽にお問い合わせください。
https://www.ur-net.go.jp/west/case/takanohara/news/report_20201201.html
住所:〒631-0805 奈良市右京五丁目9平城右京団地36号棟101号室
TEL:0742-93-6800
営業日時:10:00~17:00(定休日:水曜日・年末年始12/29~1/3)
また、「たかのはら」の10団地をはじめ、「good neighbors」と呼ばれる近隣の魅力溢れる2団地を追加した、計12団地のお部屋をバーチャルでご覧いただけます。各団地の特色を見比べてお気に入りを見つけるのも楽しいですね。
Virtual Model Room 簡単お部屋内覧
https://www.ur-net.go.jp/west/case/takanohara/vmr_index.html
令和4年には街びらき50周年を迎える「たかのはら」。
それに向けて、ロゴマークが一新されたり、外壁の修繕工事が行われるなど、部屋の内側だけではなく外側も、「ここに住んでみたいな」と思わせるような、素敵な空間になっていました。
平城右京団地の敷地内は、歩車分離がされていて、綺麗に整備された緑豊かな遊歩道が連なっています。小さなお子さんとも安心して歩けそうですね。
平城右京団地では、昨年、外壁修繕が行われたばかりということで、とても綺麗に塗りなおされていました。カラーには日本の伝統色である鈍色、桜鼠、桑染などが使われているとのことで、とてもおしゃれ。
住棟は3戸で一つの階段室を持つ「スターハウス風」。隣の住戸と接する面が少ないため、東西南北どの向きにも窓があり、とても日当たり、風通しがよいお部屋になっています。
個人的にとても気に入ったのは、最近一新されたという、こちらのロゴマーク。おしゃれで可愛いですね。
敷地内にはプレイロットもあり、植栽もとても多いのですが、その全てがとても手入れが行き届いているのが、UR賃貸住宅の団地のいいところ。いつも感心してしまいます。
「たかのはら」がある近鉄「高の原」駅は、「京都駅」まで約40分、「近鉄奈良駅」まで約15分、「大阪上本町駅」まで約45分という立地。
郊外のニュータウンというと、車がないと生活がしづらいイメージがあるかもしれませんが、例えば平城右京団地は駅から徒歩6~10分。駅前には、ユニクロや無印良品も入る大型のショッピングモール、家電量販店、スーパー、医療施設などが集結しているため、この街の中だけで日常の生活はほぼ完結。多数の教育施設がある文教エリアでもあり、安心して暮らせる環境があります。
「歩車分離」で街が設計されているのもポイント。高の原駅の改札を出ると、すぐ車の通らないペデストリアンデッキが続いていて
すぐに大型のショッピングモールがあります。なんと、映画館まで入っていますよ。
ちょっとおしゃれなカフェ&ベーカリーもオープンしていました。
そのままペデストリアンデッキを通っていけば、団地の入り口にたどり着きます。
テレワークが普及し、おうち時間が増えていく中で、住環境のアップデートを考えていらっしゃる方は多いと思います。
「プラスひと部屋」の余裕が持てて、周囲には便利な施設が集まる「たかのはら」、なかなか良い選択肢のひとつだと感じました。
田村美葉
田村美葉
グッドルーム・ジャーナル編集部所属。インテリアやリノベーションが大好きです。goodroon journal の取材を通じて、いつもたくさんのアイディアを教えてもらってます。