ホテル暮らしでかかる金額は月々いくら?リアルなお金のこと、価値観の変化とは
「ホテル暮らし」という暮らし方が少しずつ広まってきていますが、まだまだハードルが高いのも事実。そこで現在ホテル暮らし中のgoodroomスタッフ、イワタリサが、ホテル暮らしのリアルを語る連載をスタートします。第3回目は家賃や食費などの「お金」の実態についてご紹介します。…
ホテル暮らしは憧れるけれど、まだまだ実態が見えなくて不安……。そんな方のために、goodroomホテルパスの利用者50名に、アンケートを実施。今回は「生活費に変化があったか」について。その理由についても合わせてご紹介します。
text : ASAKO SAKURAI
“暮らし方革命のパスポート”をコンセプトに始まった、goodroomホテルパス。サービス開始から1年が経ち、ますます注目度が高まっています。
けれど、まだまだホテル暮らしについて不安や疑問を感じている方も多いはず。そこで「goodroomホテルパス」は、SNSを活用してホテル暮らしについて気になっている質問を募集してみました。その結果をもとに、実際にホテルパスを利用してホテル暮らしを体験してくださっている、50名にアンケートを行いました。
今回回答をご紹介するのは、気になる「お金」のコト。初期費用を抑えられるほか、ホテルに備わっている生活備品は購入不要など、オトクなポイントをこれまでも紹介してきました。けれども『ホテル暮らしにはお金がかかる』というイメージも、まだまだありますよね。
日々の生活費の変化について、経験者のリアルな声をご紹介します。
今回のアンケートでは「ホテル暮らしをする前と後で、生活費に変化はあったか?」と聞いてみました。
結果は以下のようになりました。
増えた・・・46%
減った・・・30%
変わらない・・・24%
約半数ほどの方が「増えた」と回答。その理由について聞いてみました。
生活費が増えた理由のなかで最も多かったのは、「食費」。
「部屋で調理ができないことが多く、自炊ができないため食費は増えた印象です」(20代男性)
「街ごとのお店を楽しみたくて外食が増えたので、食費が+3万円程度」(30代男性)
「ホテル内のレストランや周辺の飲食店やスーパー等に魅力的なメニューや食材があったため」(40代女性)
ミニキッチンがついたお部屋や、共有スペースのキッチンが利用可能なホテルはあるものの、多くが自炊をする機会が減り、外食やテイクアウト利用が増えたようです。
ホテルは比較的都市部にあることが多いため、生活圏内にデパ地下や充実した飲食店など、美味しい食事を選ぶことには不便しない状況。せっかくのホテル暮らしならば、と食事を思いきり楽しむ人も多いよう。
ほかにもコインランドリーなどの利用が増え、「クリーニング代が増えた」と回答している方もいらっしゃいました。
一方、お金に関してはこんな回答も……。
「生活費はたしかに増えました。外食が増えたこと、観光の機会が増えたことが理由です。しかし、観光のために飛行機や電車に乗る必要が無くなったので、交通費が減っています。以前の生活で、同じだけの観光を楽しもうと思ったら、もっと出費がかさんでいたと思います」(20代男性)
たしかに飲食店や観光資源が豊富にあり、魅力的な街で過ごすことが増えたものの、その分都市部にあるホテルでの生活は、アクセスも良く交通費が減ったというご意見。やはりここでも、生活のなかで何に重きを置くか、という視点が大事になってくるようです。
1:自炊の機会を増やし食費を抑えられるよう、キッチン付きのホテルで暮らす
2:物価の高い都市部よりも、あえて都市から離れた落ち着いたエリアでホテルを探してみる
「光熱費やネット代がかからなくなり、一人暮らしのときはワンルームの維持に月10万円かかっていたが、今は9万円もかかっていない」(30代女性)
「生活必需品がホテル提供になったから」(40代男性)
「初期費用がほとんどかからないので、敷金礼金などトータルで考えると減ったと思う」(40代男性)
「置くところがないので物を買わなくなった」(40代女性)
goodroomのホテルパスは、初期費用が9,800円で、月々にかかる料金は光熱費やネット代などがすべて含まれた定額制の価格設定なので、賃貸で暮らしていたころよりも「減った」と感じる方も多いようです。
またモノを買う必要がなくなった分、生活費が下がったと感じるのもホテル暮らしならではのご意見です。
ほかにも「これまで出張が多く、賃料をほとんど無駄にしてしまっていた……ホテルパスにしてから住居費が数万円減った」というご意見も。皆さんにとって、新しい住まいの一つの選択肢になれていたら、とてもうれしいですね。
「少し遠方に住んでいたので、交通費分が浮いた分、食費や外食が増えて、結果あまり変わらないです。費用より、時間がかなり増えたので仕事だけに集中できて収入が増えました!」(30代女性)
「ホテル代は増えるが、日用品などは不要のため」(30代男性)
住居費・交通費・食費・光熱費・日用品の購入費など「生活費」と呼ばれるものに含まれる出費のうち、個々の支出の量は変われど、総額が変わらないという方も24%いらっしゃいました。
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ホテル暮らしをする上で気になる生活費の変化。検討をする前には以下のポイントで現在の生活費の棚卸をしてみましょう。
・家賃
・光熱費(電気・ガス・水道)
・インターネット利用料
・食費
・日用品の購入費
など
「何にいくらがかかっているのか」。それを知った上で、現在のおおよその生活費の総額と比較をして、ホテルパスで宿泊が可能なホテルのグレードを決めていくと良さそうです。
ぜひ一度サイトをご覧いただき、気になる点については問合せをしてみてくださいね。
今後も利用者アンケートの結果をもとに、みなさまからいただいた質問に答えていきます。次回のホテルQ&Aコーナーもお楽しみに!
ーーーアンケート調査概要ーーー
回答数:50名
回答者:10代~40代の男女
実施日:2021年7月19日
種別:複数回答可
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いただいた質問に、 goodroom スタッフがお答えします。
下記フォームより、お気軽におしらせください。
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櫻井朝子
三宅朝子
goodroom journal 編集部所属。ライター、バーのママなど、いろんなことをしています。行ったことのない街に降り立つととにかく興奮する、街歩き大好き人間。最近リノベマンションに引っ越したばかりなので、街だけでなく、室内の住環境を整えていくことにも興味津々。部屋中無印。