10分でわかる! はじめての部屋探し&インテリアのコツまとめ
はじめての部屋探しなら、まずはこのページをチェック!右も左もわからなくても10分でなんとなくコツを把握できるように、不動産のプロが「まずはこれを知っておいてほしい」と思うことを厳選しました。ぜひ参考にしてくださいね。…
冬になると気になる暖房代。なるべくコストをかけず上手に部屋を温めるには、どの暖房器具を使えばいい?賃貸住宅でも使える暖房器具の特徴と、暖房代節約のコツをまとめました。
text : Miha Tamura from goodroom journal
賃貸のお部屋の場合、「賃貸借契約書」に使用禁止と明記されている暖房器具は使うことができません。
石油ストーブやガスヒーターは、火災や一酸化炭素中毒、結露の発生などが懸念されるため、使用禁止とされていることが多いです。
違反すると、契約解除となったり、結露で生じたカビなどで高額な原状回復費用を求められる可能性もあります。万一の火災の際には大家さんへの賠償責任も生じます。
暖房器具の購入前に、契約書を必ず確認しましょう。
また、現代の一般的なマンションの場合、昔の木造家屋と違って気密性が高いため、石油ストーブやガスヒーターの使用は換気の面でそもそも向いていないこともあります。
賃貸でエアコン以外に使用できる暖房器具とその特徴をまとめてみました。
消費電力: 大きい
温め方: エアコンと同様、電気を使って温風で部屋を温めます
メリット: 空間全体を温めることができます
デメリット: 温めるまでに時間がかかります
使用に向いている場面: 脱衣所などの狭い場所の空気全体を温めたい場合
消費電力: 大きい
温め方: 赤外線や遠赤外線で、前面にあるものだけを温めます
メリット: すぐに温まります
デメリット: 空間全体を温める効果はありません
使用に向いている場面: 食事時やデスクワーク時の足元など、狭い範囲をピンポイントで短時間温めたい場合
消費電力: ふつう
温め方: 温めたオイルを循環させて部屋全体の空気を温めます
メリット: 空気が乾燥せずクリーンです
デメリット: 部屋を温めるのにかなり時間がかかり、ランニングコストは高めです
使用に向いている場面: 空気を汚さず常時温めておきたい場合
消費電力: 小さい
温め方: テーブルの下に発熱体を設置し、布団で覆うことでこたつ内の空間を温めます
メリット: こたつ布団による保温効果があり、電気代を抑えられます
デメリット: 空間全体を温める効果はありません
使用に向いている場面: メイン暖房の温度を低くセットし、電気代を抑えたい場合
消費電力: ふつう
温め方: 電線に電気を通してカーペットの表面を温めます
メリット: 安全性が高く、空気が汚れません
デメリット: 電気で作った熱が逃げやすいため、ランニングコストは高めです
使用に向いている場面: お子さんがいるご家庭など、床の冷たさが気になる場合
消費電力: 小さい
温め方: 電線に電気を通してブランケットの表面を温めます
メリット: 電気代が安く持ち運びも簡単です
デメリット: 温められる面積が小さいので補助的に使う必要があります
使用に向いている場面: メイン暖房の温度を低くセットし、電気代を抑えたい場合
実はエアコンは、部屋全体を温める場合なら、コスト面、機能面ともに優秀です。
メリット:
・即暖性があること
・ランニングコストが他の暖房器具に比べると安いこと
デメリット:
・空気が乾燥しやすいこと
エアコンを冬に上手に使うコツをまとめました。
ランニングコストが安いといっても、1日中エアコンをつけていると暖房代が気になりますよね。
最近のエアコンは、「暖房」を使うよりも「自動」運転を使った方がより効率良く、部屋を快適な温度にできます。
頻繁に暖房をオンオフするよりも、一定温度を「自動」運転で保つ方が、暖房代を安く抑えることができます。
エアコンの最大のデメリットは空気が乾燥すること。加湿器を合わせて使うと良いでしょう。
加湿器の中には、水を入れておくだけなどの電気を使わないタイプもあります。
また、洗濯物を室内に干す、お湯を沸かすなどでも湿度を上げることができます。
広いLDKや広いワンルームなど、エアコンの性能以上に広い部屋では暖房効率が悪くなります。
エアコンだけでなかなか部屋が温まらないという場合は、布や間仕切りを使って部屋を区切ってみると良いでしょう。
キッチンとの間の通路や、オープンクローゼットに布を取り付けるなどでもかなり変わります。
床や窓からの冷気を遮断するだけで、部屋の保温効果は高まります。
ラグを敷いたり、カーテンを厚手でしっかりと長さのあるものに変えてみましょう。
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田村美葉
田村美葉
グッドルーム・ジャーナル編集部所属。エスカレーターマニアというちょっと変わった肩書きを持っていますが、インテリアやリノベーションが大好きです。グッドルーム・ジャーナルの取材を通じて、いつもたくさんのアイディアを教えてもらってます。役得。