飾るもののひとつひとつが、居心地の良さをつくっていく。木のぬくもりに包まれたふたり暮らしの部屋
写真家・ライターの大山顕さんに、ちょっとおもしろい撮り方で、無垢床リノベーション「TOMOS」のお部屋と住んでいる人の「平面図」を撮ってもらうシリーズ。 今回は、インテリア関係のお仕事をしていらっしゃる林さんご夫妻のお部屋を訪問。キッチン、そしてリビングの大きな棚には、おふたりのお気に入りがたくさん。整っていて、暮らしやすい、とても快適そうな暖かいお部屋でした。 (編集部)…
写真家・ライターの大山顕さんに、ちょっとおもしろい撮り方で、無垢床リノベーション「TOMOS」のお部屋と住んでいる人の「平面図」を撮ってもらうシリーズ。
今回は、引越ししたばっかりの佐藤さんご夫妻の新居に訪問。じつはおふたりとも、とある有名作品の大ファンなのですが、このトップ写真からわかるでしょうか!? 明るいLDKにたくさん飾られたファングッズの数々、探してみてください。
text & photo : Ken OHYAMA
今回おじゃましたのは佐藤さんご夫妻の部屋。東京は江戸川区。船橋市で育ったぼくにとって、比較的馴染みのある街だ。江戸川の花火大会で近くを訪れたもの。花火よく見えそうですね、ときいてみたら「引っ越してきたのが3月なのでまだわからないですね」とのこと。そう、引越したてほやほやなのだ。以前は中野富士見町にお住まいだったそうで、東京の西側から東に移られたわけだ。いいですよねえ、東京イーストサイド。
さて、部屋がこれがまたすごくすてきだった。全体の間取りはよくあるマンションの形式なのだが、リノベされてとても明るくて良い感じだ。特にいいな、と思ったのは、冒頭平面図写真の左下斜めの部分。ここはウォークインクローゼットになっているのだが、斜めのおかげで、収納量がたっぷりありつつ、玄関から廊下を経てリビングに入ったときに開放感がある。これはいい。
そして佐藤さんご夫妻も朗らかでフレンドリーですてきなのだ。この連載でお会いする方々って、みなさんルックスも人柄もすてきな人たちばかりで、この世に悪い人なんかいないんじゃないかという気になってくる。
で、実は旦那さんはgoodroomの社員さん。同行の編集田村さんと「このピクチャーレール、もとから付いてたやつなんですよ」「へー」とか「アクセントクロスはあの色にしたんですね」とか慣れた会話をしていた。「なんだ身内の取材かよ」と言うなかれ。自社の商品たる部屋に住むとはすばらしいではないか。社員がお客さんとして購入する会社の商品は信頼できる。このことをぼくは強調したい。佐藤さんいわく「うち、TOMOSの部屋に住んでる社員多いですよ」とのこと。すばらしい! ここでこういうこと書くとやらせっぽいが、べつにこう言ったからといってぼくのギャラが上がるわけではない。心底そう思うのだ。ぼく自身、かつて家電メーカーに勤めていたからよくわかる。
さて、さきほどから後述後述書いてましたが、すてきな部屋のいたるところにあるのはスター・ウォーズのグッズ。佐藤さん、スター・ウォーズのファンなのだ。いま思ったけど、スター・ウォーズ ファンに対しては、「トレッキー」(スター・トレック好きの人のこと。ファンはこの呼び名を嫌がるらしいが)に相当する名称はないのだろうか。検索してもあまり出てこない。いちおう「Warsie」なる言葉があるとのことだがあまり使われていないようだ。佐藤さんにきけばよかった。
「もともと妻が大ファンで、そのうちぼくもはまって、という感じです」とのこと。そういう順番なんだ!
もっと徹底したスター・ウォーズ ファンは世の中にたくさんいるだろう。ぼくの知り合いにも何人か熱狂的なのがいる。ただ、佐藤さんご夫妻がすごいなと思ったのは、これらのグッズが部屋のすてきさを全く損なっていないということだ。しっくりきている。いや、むしろ高めている。
さて、本連載恒例の「集めているものを並べてもらう」ですが、これはもう当然こうなりますよね。
ぼくもスター・ウォーズは好きだ。特にオリジナル・トリロジー(旧三部作)が。でも、ファンってほどではない。そんなぼくが、今回佐藤さんの部屋にうかがって、あらためてR2-D2ってキュートだなあ、と思って、観ていなかった「ローグ・ワン」を観た。C-3POとR2-D2が出てきたときはじんとした。
そして気づいた。スター・ウォーズ シリーズって、惑星や宇宙船、都市の描写がすごい。でもそれらは登場人物にとって大事な場所としては描かれていない。この作品は「キャラ」の映画であって「場所」の映画ではないのだ。家族、友情、信念などは強調されるが、場所への思い入れが少ない。その点が、いまひとつぼくが熱心なファンになれない原因だったのだ。
だから佐藤さんご夫妻の部屋のR2-D2たちをみて「ああ、ようやく彼にも”ホーム”ができたんだな」と思った。このやさしい感じこそこの部屋のすてきさのあらわれだな、と。
いつもは最後「ありがとうございました!」で締めるんだけど、今回はやはりこの一節で終わろう。フォースとともにあらんことを。
大山 顕
写真と文:大山 顕
“ヤバ景” フォトグラファー / ライター。1972年11月3日生まれ。住宅都市整理公団総裁。出版、テレビ出演、イベント主催などを行う。「”ヤバ景”って何?」「”総裁”っておおげさじゃない?」など各種ご興味がわいた方は OHYAMA Ken.com にいってみてください。
Twitter (@sohsai)/Facebook
(最後にもう一度編集部から)
グッドルームのオリジナルリノベーション「TOMOS」のお部屋は、東京・大阪・名古屋・福岡で、毎月10~20部屋登場します。社員も気に入って住んでいる者が多い、無垢フローリングの居心地のよい空間を体験してみてくださいね。
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