家賃を抑えたいなら「訳あり物件」もアリですか？探すコツと注意点をまとめました

教えて！グッドルーム Vol.263

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「訳あり物件」と聞くと、部屋の中で何か事故や事件の起きた物件を想像するかもしれません。でも、他にも「周辺の物件よりも家賃が安い部屋」はいろんな理由で存在します。「訳あり物件」の種類と、借りるときの注意点をまとめてみました。

text : Miha Tamura from goodroom journal

「訳あり物件」にはどんなものがある？

いわゆる「心理的瑕疵」物件

一般的に「訳あり」ときいてイメージするのが、こちらの「心理的瑕疵」物件。物件としては問題ないものの、心理的に避けたくなる理由があるもののこと。例えば、室内で自殺や殺人などが発生したものがこれに当てはまります。
これらの理由がある物件には、物件情報に「告知事項あり」と記載されていることが多いです。

線路の近くや、墓地の近くなど「環境的瑕疵」物件

次に、立地条件などの環境面で問題がある物件。
例えば、すぐそばに高速道路や線路があって音が気になるもの、窓から墓地が見えるものなどです。

こちらは、特に不動産情報には書かれていないことも多いので、眺望やGoogleMapをチェックしましょう

かなり古い物件にある「既存不適格」物件

築年数が古い物件の場合、建築基準法や消防法などの、現在の法律の基準を満たしていない、「既存不適格」といわれる物件があります。
これらの物件は、防火面や耐震面での基準が甘いので、長く住むつもりの方は注意が必要です。

他にもある。よくある「家賃が安い理由」

3点ユニットバスの物件

「他のお部屋よりも家賃が安い」理由で、今もっとも多いのは、「3点ユニットバス」です。
最近はバス・トイレ別を条件にあげる方が多いため、新築のお部屋ではほとんどなく、古いお部屋でもリノベーションでバス・トイレ別にされています。
そのため、3点ユニットバスが残っているお部屋は、他のお部屋に対して相対的に家賃が下げられる傾向にあります。
一人暮らし向けのワンルームや1Kで5,000円〜10,000円程度、二人暮らし向けの1LDK以上だと10,000円〜20,000円程度安くなります。

女性であれば、トイレがそれほど汚れることはないので、3点ユニットバスでも工夫して暮らしている方もたくさんいらっしゃいますよ（このお部屋はこちら）

定期借家（再契約不可）物件

普通の賃貸借契約と違って、契約期間が終了すると、更新されることなく確定的に終了する賃貸借契約のことを「定期借家契約」といいます。
定期借家契約が選ばれる理由はさまざまですが、家賃が低い可能性があるのは「再契約不可」とされている物件。
大家さんの都合で2年や3年などの期間限定で貸し出したい場合や、1年後に取り壊しや建て替えが決まっている場合などが多いです。
必ずその期間内に引越す必要がありますが、お得に住めるお部屋です。