頑張りすぎないワーケーション。1週間、都会を離れて感じたメリットと課題
現在ホテル暮らしまっただ中のgoodroomスタッフ、イワタリサが、ホテル暮らしのリアルを語る連載。第9回目は長野県白馬にある「UNPLAN Village Hakuba」で過ごした1週間の記録をご紹介します。…
現在ホテル暮らしまっただ中のgoodroomスタッフ、イワタリサが、ホテル暮らしのリアルを語る連載。第7回目はホテル暮らしで皆さんがもっとも気になることのひとつ、「衣類」について。持っている服の量や、購入時のポイント、衣替えのことなどについてお話します。
text : RISA IWATA
みなさんこんにちは。goodroomホテルパスのスタッフ、イワタリサです。
「ホテルパス」は、全国800箇所以上のホテル施設やマンスリー物件と提携して、月額定額制でホテルに長期滞在できるサービスです。この連載は、運営会社であるgoodroomの社員であり、実際にホテル暮らし真っ最中の私の体験記。
少しずつ春の陽気が感じられる日が増えてきたこのごろ。皆さんも「衣替え」を始めたころではないでしょうか。
ホテル暮らしをしている私にとって、衣替えは一大イベント!ホテルの部屋の中にオールシーズンの服は置いておけないので、トランクルームなどを活用しながらうまくやりくりしています。
そこで今回は、ホテル暮らし中の「衣類」事情についてご紹介。所有している服の量や、購入時のポイント、衣替えのことなどについて、私なりに経験してきたことをまとめました!
まず初めに、私が現在ホテル暮らしをしながら所有している服や靴の量は、以下の通りです。
ホテル暮らしを始めた当初、秋冬シーズンの服はもっと多かったのですが、ホテル暮らしを始めてから少しずつ断捨離。ようやく10着ほどに落ち着きました。
春夏シーズンの服は生地が薄くかさばらないので20着ほど。ですが今夏に吟味して、もう少し減らしていきたいと考えています!
次にこれらの服の収納方法について。
基本的にシーズンに合わせた洋服だけをホテル内に持ち込むようにしていて、残りはトランクルームに預けています。
ベッド下に収納するスペースがあることは、私のホテル選びの際のマスト条件の一つでもあります。かさばるものが目に入らないようにできると、すっきりとした見た目で生活ができますからね。
ホテル暮らしをする際に、洋服選びで意識していることを、3つのポイントでまとめました。
もともとはできるだけシワになりにくい生地(ポリエステル・レーヨンなど)などの素材の服を選ぶようにしていましたが、限られたものを長く着るためには綿やカシミヤなどの天然素材がやっぱりいいなと思うように。特にカシミヤは厚着せずともあたたかいので、かさばらないし、何より着心地が良くて重宝しています。
ただし綿のシャツなど、ピシッとシワなく着たい服のときは、アイロンをかけてしまいます。大体どこのホテルでも無料でアイロンを借りられるので、存分に活用させてもらっています!(貸し出しがないホテルもあるので、事前に確認をしてみてください)
これまで洋服を無限に所有できていたころは、あらゆる色の洋服を買い集め、毎日違う色のものを身に着けていました。柄も花柄やストライプ、チェック。もう、すべて揃えていたほど……。
でもホテル暮らしの今は、全ての色は揃えられません。そこでおこなったのは、自分の顔立ちや肌の色から似合う色を知る「パーソナルカラー診断」。自分では客観視できないと思い、職場のオシャレな先輩に診断してもらいました。
第三者の視点で「何色が本当に似合うのか」「どんな素材が似合うのか」を教えてもらったことで、服を選ぶ基準が明確になりました。
私は「ブルべのウィンター」に分類されることが分かったので、身に着けるならメリハリがある、はっきりとした色合いのものが良いそう。最近はそうした衣類だけを買うようにしています。
また「いつも同じ服だな」と思われないように、人の印象に残りやすい派手な色や奇抜な形の服も持たないようになりました。
そして「着回しできる形」であること。
例えばワンピースであれば、前開きタイプのものを選び、1枚でさらっと着ることはもちろん、羽織ものとして着られるようにしたり。同じ服でも印象がガラッと変わるのでおすすめです。
参考までに、お気に入りのロングワンピースで3パターンの着回しをしてみた例を紹介します!
ちなみにこうした着回し事例は、ZOZOTOWNの会社が運営している「WEAR」というアプリを参考にしています。自分の好きなテイストの洋服を着ている方をフォローして、どんなアイテムを持てば、少ない量で着回しを楽しめるかを考えるのに重宝しています。
他にも「髪型や小物であそぶ」ことも、ホテル暮らしをしてから楽しむようになりました。
実は私がパーマをかけているのは、服をたくさん持てないからこそ。髪だけでも遊び心が欲しくて、ホテル暮らしを機にくるくるにしたんです。またピアスやネックレスなどのアクセサリーはちょっと多くても持ち運びに困らないし、靴はTPOに合わせて3つだけ。ですが、どれも選りすぐりのものばかりです。
続いて衣替えについて。こちらのポイントは2つ。
季節外の衣類は全て、トランクルームに預けているとお伝えしました。とはいえ、どこか固定の場所にトランクルームを借りているのではありません。荷物の出し入れや管理を、全てオンライン上で行えるサービスを利用しています。
例えばホテルパスが提携している「サマリーポケット」も、そうしたサービスの一つです。ホテルパスと一緒に使うととってもお手頃になるのでおすすめです。
https://pocket.sumally.com/
実は私、今回がホテル暮らしをして初めて衣替えでした。正直寒暖差が読めず、3月ごろに急に暖かくなった時期には、着るものがなく焦った!なんてことも……。
そうならないためにも、「少し早いかな?」と思うくらい余裕をもって、必要な衣類を取り寄せたほうがいいでしょう。
私の場合、3月末にトランクルームからホテルに取り寄せる予約をして、4月初めに届くようにしました。でも正直ちょっと遅かったなと反省……。秋冬の衣替えでは、もう少し早めに衣替えしようと思います!
またこのタイミングで手持ちの服のドラフト会議をおこない、不要なものはメルカリで販売したり、リサイクルショップに出したり、知人に譲ったりしました。また、先輩と一緒にショッピングに行き、この夏に着たい服も4つのポイントを抑えつつ、吟味に吟味を重ねて新調しました!
年に2回の衣替えのタイミングを面倒なことと思わず、持ちものを見直したり、新たにお迎えする機会にしたりと、楽しむための時間にすると良いですね。
ホテル暮らしをしている際の衣類の持ち方について、イメージできたでしょうか。
かくいう私も、まだまだホテル暮らしは1年生。実は一人暮らしのころとは価値観が大きく変わりました。
まず「本当にいいものを、少なく持つ」という思考に。
かつての私は、洋服の安かろう悪かろうは当たり前。飽き性なので好みもすぐに変わり、シーズンが変わればクローゼットの洋服が全て変わっている、なんてこともしょっちゅうでした。
でもホテル暮らしを始めてからは、限られた荷物しか持てなくなったため、必然的に買い物も慎重に。自分なりに「持てる量の基準」を持つようになり、そこからはみ出した分は手放すようになりました。
そのためこれまでは1,000円の古着を10着買っていたところを、本当に良いと思える1万円のものを1着だけ買う、といったスタイルに切り替えたのです。
もう一つの変化は、「一つひとつのものを大切に使うようになった」こと。
昔の話ですが、安い服を着倒していたころは、染み等の汚れができたら未練なくすぐに捨てていました。けれど今は生地がほつれたら縫ったり、自分で汚れをとる石けんを購入して丁寧に洗うなど、修繕しながら長く使うことを意識しています。
これは一人暮らしの頃にはなかった感覚なので、自分でも驚いています。良い素材でそれなりの値段のものを購入したからこそ、愛着を持って使用することの大切さを感じています。
もともと洋服が大好きなので、初めのころはストレスを感じることもありました。
けれど今ではたくさんのモノを所有したいとすら思わなくなりました。他の人と比べてより良いものを、より多く持とうと思ってもキリがありません。自分の器のサイズを知ることが少しずつできるようになってきたことで、人と比べたりすることもなくなり、心も身軽になったような気がするのです。
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今回の記事はここまで!自分に合う色や素材の服を選んだり小物で遊んだりするだけで、少ない衣類でも十分おしゃれを楽しめるのだということが伝わったでしょうか?
ホテル暮らしをしている方も、していない方も。洋服選びや手放す際に、ぜひ参考にしていただけたらうれしいです!
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新しい暮らし方の選択肢に、ぜひ加えてみてください。
いただいた質問に、 goodroom スタッフがお答えします。
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イワタリサ
イワタリサ
goodroomホテル暮らし社員&サウナ部部長。新しいもの好きなハングリー20代。サウナと古着屋とだし巻き玉子が好き。座右の銘は「実るほど頭を垂れる稲穂かな」
Instagramでホテル暮らしの日常を更新中!:https://www.instagram.com/iwtr_37/