一人暮らしの部屋探し、何平米ぐらいあれば大丈夫ですか？

Q. 一人暮らしの部屋、何平米ぐらいあれば大丈夫ですか？

一人暮らしをスタートするのですが、平米数を見てもうまくイメージがつかず、どのぐらいの広さが必要か迷っています。一般的に、何平米ぐらいあれば大丈夫なんでしょうか？

A. 一人暮らしに最低限必要な広さは「20平米」。「置きたい家具」と「間取り」をよく見て決めましょう！

一人暮らし向けのワンルームや1Kのマンションの場合、特に首都圏では「20平米〜25平米」のものがほとんどです。
それを下回ると、収納が小さかったり置ける家具を厳選したりと、工夫をする必要が出てきます。ミニマムに生活する自信のある方以外は「20平米」を基準に考えてください。

「20平米〜25平米」の間では、平米数が大きければ大きいほどいいということはなく、「設備」や「間取り」がどうなっているかによって、「使えるスペース」は変わってきます。自分の「置きたい家具」と「実際の間取り」をよく見て吟味しましょう。

この記事もチェック：『一人暮らしの部屋探し。間取り図を比較するときに知っておきたい基礎知識』

カウンターキッチンや、メゾネット、バス・トイレ別の部屋は、生活スペースが狭くなります

同じ平米数でも、その中には玄関、お風呂、トイレ、キッチン、メゾネットの階段部分なども面積も含まれています。
たとえば、

・ バス・トイレ別の部屋
・ 玄関が広い部屋
・ 収納スペースがとても大きい部屋
・ カウンターキッチンなど、キッチンが広い部屋
・ メゾネットなど階段付きの部屋

などは、そのぶん生活スペースは狭くなります。

「使える壁」に着目しよう

床面積の広さ以上に、家具を置くとき重要になるのが「使える壁」の広さ。
たとえば、

・クローゼットや部屋の仕切りのドアがたくさんある
・窓がたくさんある

といった部屋は要注意。
壁につけて家具を置ける面が少なくなり、その分デッドスペースがうまれることがあります。
「ここにベッドを置いて、ここにはテレビ」とイメージしながら間取り図を見るようにしましょう。
置きたい家具が決まっているなら、採寸も忘れずに。

家具配置の参考に：『一人暮らしの家具って、何が必要？ みんなの部屋をのぞいてみた』

広い部屋にも悩みはある！

部屋が広すぎるとスペースを持て余す場合もあり、デメリットもあります。
たとえば、

・ 広くて、仕切りのない部屋は、冷やすのも暖かくするのも時間がかかり、冷暖房代が余分にかかります
・ 広ければ広いほど、掃除にも時間がかかります

25平米以下でも、工夫次第でベッドとソファ、両方おけます

「ベッドとソファ、両方置くには何平米必要ですか？」
というご質問もよく受けますが、それもやっぱり「間取り次第」＆「工夫次第」です。
当然、30平米あればほとんどのパターンでベッドとソファが置けますが、25平米以下でも工夫をしてソファとベッド両方を置いていらっしゃる例はたくさんあります。

先輩の実例をよくチェックして、似た間取り、似たサイズ感の家具を探すようにすると失敗が少ないかもしれませんよ。

ソファのあるお部屋の実例たくさん集めました：『一人暮らしでも「ソファ」を置きたい。ソファのある1K・ワンルームインテリアまとめ』

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田村美葉

田村美葉

グッドルーム・ジャーナル編集部所属。エスカレーターマニアというちょっと変わった肩書きを持っていますが、インテリアやリノベーションが大好きです。グッドルーム・ジャーナルの取材を通じて、いつもたくさんのアイディアを教えてもらってます。役得。