東京での一人暮らし。どのぐらいの家賃の部屋に住むべきですか?
適切な家賃は、「収入の3割」が目安とよくいわれますが、東京での一人暮らし、実際にはだいたいどのぐらいの家賃で探したらいいのか、まとめてみました。…
お部屋探しで気になる「街の治安」。どうやってチェックしたらいい?今回は、東京を例にとりながら実際の犯罪件数などを確認する方法と、「治安重視」のお部屋探しのポイントをまとめます。
text : Miha Tamura from goodroom journal
一人暮らしを始めるのですが、街の治安が気になります。
治安が良く、おすすめの街の見分け方ってありますか?
各都道府県の警察のホームページを見ると、犯罪件数を公表している場合があるので、まずはそれをチェックしてみましょう。
東京では、警視庁が「犯罪情報マップ」を提供していて、町丁目単位でどんな犯罪が起きているかを確認することができます。
実際に、東京23区と主な市で、犯罪件数の比較をしてみました。
まずは、ひとりあたりの犯罪発生件数グラフがこちら。
犯罪件数を人口(昼間人口+常住人口)で割って「犯罪遭遇率」を出してみると、ビッグターミナル(新宿、上野、渋谷、池袋、立川、吉祥寺)のあるエリアで突出して高くなりました。
逆に低い順では、三鷹市、文京区、品川区、杉並区、府中市といった具合になります。
データ参照元:
警視庁:区市町村の町丁別、罪種別及び手口別認知件数(平成31年2月累計)
東京都の統計:平成27年国勢調査による 東京都の昼間人口
上のグラフがもっとも顕著に示しているのは、多くの鉄道路線が集結するビッグターミナルの周辺では犯罪件数が増加するということ。池袋、新宿、渋谷は「住みたい街ランキング」の上位にも入ってくる人気の街ですが、有名な歌舞伎町を例にとってもわかるように、駅周囲には歓楽街があり、ラブホテルや風俗店の並ぶエリアもあります。
他にも、関東で言えば五反田、蒲田、錦糸町、川崎など、多数の路線が集まる駅の周辺にはそう言ったエリアがあることが多いです。といっても、駅周辺のごく一部ですので、物件のある場所によっては全然雰囲気が違うこともあります。
何よりも「治安」を重視してお部屋探しをしたいなら、「ファミリー世帯」が多く住む街を中心に選ぶのもひとつの方法です。
周辺に学校が多い「文教地区」と呼ばれるエリアや、お子さんが安心して学校に通えるような落ち着いた住宅街は、一人暮らしやカップルの方でも暮らしやすい街となることが多いです。
リクルート住まいカンパニーが毎年発表している「住みたい街ランキング」でも、「シングル」世帯と「ファミリー」世帯の志向する街は少し異なっています。
池袋、新宿、渋谷がランクインしているシングル世帯と比べて、「大宮」や「武蔵小杉」などが選ばれていることがわかりますね。こちらのランキングは「住んでみてよかった」ランキングではなく、「住みたい街」なので、イメージに左右されるものではあるのですが、知らない駅などランクインしているものがあれば、参考にしてみるのも良いでしょう。
参考:ファミリーランキング 関東 ~住みたい街ランキング2017~
一般的に高級住宅街といわれるような街で意外と注意したいのが、夜の人通りが少なく暗い道を通って帰らなくてはいけない場合があることです。
特に女性は、少し予算を多めに考えてなるべく「駅近」の物件を選ぶか、あるいは、人通りの多い大通りを歩いて帰れるような物件を選ぶのがおすすめです。
昼間にみたときには気持ちのよかった並木道や公園なども、夜は真っ暗でちょっと怖い場所になることもあります。
治安を確認する上で、まずなによりも確実なのは、「自分の目」で確かめること。
実際に自分が通勤する時間帯に近い、「平日の夜」に、駅から物件までを歩いて、「自分が気持ちよく暮らせそうかどうか」をチェックしてみましょう。
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田村美葉
田村美葉
グッドルーム・ジャーナル編集部所属。エスカレーターマニアというちょっと変わった肩書きを持っていますが、インテリアやリノベーションが大好きです。グッドルーム・ジャーナルの取材を通じて、いつもたくさんのアイディアを教えてもらってます。