東京での一人暮らし。どのぐらいの家賃の部屋に住むべきですか?
適切な家賃は、「収入の3割」が目安とよくいわれますが、東京での一人暮らし、実際にはだいたいどのぐらいの家賃で探したらいいのか、まとめてみました。…
お部屋を探していて、「いいな!」と思うものが見つかったら、「すぐに中を見てみたい!」と思いますよね。でも、何度も不動産屋さんに足を運んだり、いくつもお部屋を見ていると、「最初に見たお部屋が結局一番良かったのに、もう他の人に取られてしまった…!」なんてことが、よく起きます。お部屋探しはスピード勝負。いいお部屋に決めるために、「内覧」に行く前にチェックしたいポイントをまとめてみました。
text : Miha Tamura from goodroom journal
これは、不動産屋さんの都合で意地悪を言っているわけではありません。
条件のいいお部屋、内装のいいお部屋など、人気のある物件ほど、即決できる方にどんどん取られていくので、「いろいろ探したけど、結局、最初の部屋が良かったなぁ……でももう取られてしまった……」と、残念なお部屋探しになってしまう方、本当に多いんです。
お部屋探しはスピード勝負。「これだ!」と思うお部屋に絞り込んで、「その日に決める」つもりで、不動産屋さんに行ってください。
「その日に決める」ために、1日のうちで内覧可能な件数は、「3件以下」がベストです。理由は、担当者が疲れちゃうから……ではなく、それ以上見ると、あっちはこれが良いけどこれがダメ、こっちはこれが良いけどあれがダメ……となってしまって、結局決めきれない方が多いんです。また、担当者よりお客様の方が先に疲れてしまうケースがかなりあります。
意外に「内覧前にわかっていたNG理由」で、結局決められなかった、という方も、実は多いです。
例えば、こんな感じ。
・ なんとなく建物が古くて嫌
・ 設備が古い、汚い
・ 思っていたよりも狭い
・ 周辺が繁華街でうるさい
・ エアコンがない、ガスコンロがない
現在では、ネット上に、たくさんの写真や、周辺環境についての細かい情報が載っていることが多いです。Googleストリートビューを利用して、駅から物件までの雰囲気を確かめることもできます。
予算が潤沢にあるなら別ですが、全てが完璧なお部屋、というのは残念ながら存在しません。事前に分かることは徹底的にチェックして、「NG」の中でも優先順位を明確にし、お部屋を絞り込むようにしましょう。
逆に、内覧時にしかわからないのはこんなところです。
・ 部屋に入った時のフィーリング(意外と大事です!!)
・ 日当たり、眺望
・ 風通し、カビの有無
・ 騒音の度合い
・ 建物の使われ方や管理・清掃状況(駐輪場、ゴミ置場をチェック)
・ 家具の配置に問題はないか、搬入経路
予算をちょっと超えているけど、とりあえず内覧してみる、という方も多くいらっしゃいますが、そういう場合にお部屋を決められたことは、ほとんどと言っていいほどないです。
理由としては、「初期費用」が足りない、保証人の方の承諾が得られない、入居審査で落ちてしまう、などが挙げられます。
予算を超えたお部屋を一度見てしまうと、結局借りられずにとても悔いが残ります。初めから予算の範囲内で部屋を探すように心がけましょう。
引越しできるのが「1ヶ月以上先」の場合に内覧をしても、無駄になってしまうことが多いです。
残念ながら、そのお部屋に住める人は1人だけ。洋服のように、取り置きをしてくれるということはなく、早く住んでくれる方が優先されます。
入居の申込みをしても、審査が終わってから家賃発生まで待ってもらえるのは「10日〜3週間」が限度です。それ以上先の入居予定だと、そもそも審査に落ちてしまう場合もあります。
入居申込書には、「入居開始予定日」の記入も必須です。
できれば内覧に行く前に、
・今の部屋の「退去予告」は何ヶ月前になっているか
・いつ「引越し作業」の日程がとれるか(重要です)
を確認した上で、「入居開始」までのスケジュールを立ててみましょう。
家賃発生から入居開始まであまりにも間が空くようだと、初期費用もその分増えてしまい、結局お部屋を諦めることになってしまいます。
「この部屋に決めた!」となった後、「入居者ご本人の身分証明書・収入証明書」「保証人様の情報」は、意外とすぐに、必要になります。
入居申込時、特に記入不備となりがちな点としては、
・ ご本人の身分証明書(これがないとお部屋がおさえられません)
・ ご本人の年収(審査時に源泉徴収票などの提出が必要になりますので正確に)
・ 保証人様の生年月日、ご勤務先、年収など(すぐに連絡をとれるように事前に内覧に行くことを伝えておくとベターです)
これらも、必ず「内覧の前」にチェックしておきましょう。
入居審査は、申込書の情報が全て揃った時点で開始されますので、先に内覧していても、申込書の情報が揃わなかったために後の人に取られてしまうということも、よくあります。
「絶対に、この部屋に決めたい」と思うようないい物件の場合、他にもそう思っている人がたくさんいます。
特に、土日は内覧が集中するため、「日曜日の午後が空いているからそこで見に行こう」と思っていると、既に申込が入ってしまった、ということもよく起きます。
「本当に決めたいお部屋」なら、その情報を知ったその日のうちに、最短の内覧可能日で予約するのがベストです。
その物件を管理している会社の営業時間や、内覧の方法にもよりますが、平日の夜でも内覧可能な場合もあります。
どうしても土日しか無理な場合には、「土曜日の午前中」に見に行きましょう。
また、そこで迷ってしまえば早く内覧した意味がない、ということになってしまいますので、あらためて、
・ 事前にわかる「NGポイント」はないか?
・ 予算は大丈夫か?
・ スケジュールは大丈夫か?
・ 申込書の準備はできているか?
をしっかり確認し、心を決めた上で、「どうしても内覧しないとわからないポイント」を見に行くようにするといいですね。
いろんなことを言ってしまいましたが、グッドルームでは、おひとりおひとりが自分に合う「いいお部屋」に出会い、そしてそこに住めることを心より願っています!!
いただいた質問に、引越し大好きな goodroom スタッフがお答えします。
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田村美葉
田村美葉
グッドルーム・ジャーナル編集部所属。エスカレーターマニアというちょっと変わった肩書きを持っていますが、インテリアやリノベーションが大好きです。グッドルーム・ジャーナルの取材を通じて、いつもたくさんのアイディアを教えてもらってます。役得。