東京での一人暮らし。どのぐらいの家賃の部屋に住むべきですか?
適切な家賃は、「収入の3割」が目安とよくいわれますが、東京での一人暮らし、実際にはだいたいどのぐらいの家賃で探したらいいのか、まとめてみました。…
賃貸のお部屋探しをする際、たくさんある設備や条件のチェックボックス。なによりも自分に合ったお部屋を見つけるために、条件決めをどのように考えたらいいか、ポイントをまとめてみました。
text : Miha Tamura from goodroom journal
オートロック、バストイレ別、2階以上……など、細かい条件を考える前に、最初に明確にしておいてほしいのが、「その引越しで一番実現したいポイント」です。
今より広い部屋に住みたい
収納が大きい部屋に住みたい
眺めの良い部屋に住みたい
広いお風呂の部屋に住みたい
キッチンの大きい部屋で、料理が作りたい
など。
自分が一番叶えたい暮らしを実現できるお部屋は何か? を最初に考えてみましょう。
たくさんあるお部屋の中からいいものを見つけるために、「なんとなく」チェックしている項目は外してみましょう。
たとえば、「築10年以内」とか「フローリング」とか……。
築年数が古くても綺麗にリノベーションされているお部屋、和室ではあるけど綺麗な畳のお部屋、などが省かれてしまい、もったいないです。
迷った時には友人・知人に相談してみるという方も多いと思いますが、あまり意見を聞きすぎるのは禁物です。なぜなら、人によって生活スタイルや価値観は思った以上に違うから。人の意見に左右されすぎず、自分が一番大切だと思う価値観に向き合うことが、部屋探しの鉄則です。
ただし、保証人となってくださるご家族の意見は別。「いいお部屋を見つけた!」と思っていても、いざお申し込みの段階になって、「家族の同意が得られなかったので」と断念される方、実は結構いらっしゃいます。
特に女性の一人暮らしの場合、セキュリティの面から「1階はダメ」「オートロックがついていないとダメ」とご家族がNGを出すケースも多いので、事前に話し合ってすり合わせをしておくことが大事です。
続いて、それぞれの条件について「あったほうがいい? なくてもいい?」の参考になるアドバイスをまとめてみます。
お部屋探しでなによりも「バストイレ別」を選ばれるという方は多いです。
ただ、みんなが選ぶ人気の条件であるからこそ、「バストイレ別」ではない物件を選べば、家賃が安く抑えられるというメリットが。
一人暮らしで5,000円ほど、二人暮らしの物件であれば10,000円以上、家賃に影響する場合もあります。
バスルームは狭くなりますが、DIYで工夫して収納スペースや脱衣スペースを作っている方も。
また、水回りがコンパクトな分、同じ平米数で比較すると居室スペースを広く使えます。
外に洗濯機を置くと、洗濯機自体が汚れて次に室内で使うのが難しくなるため、高価な洗濯機を持っていたり、頻繁に引越しをする予定の方は避けたほうがいいかも。また、主に夜に洗濯する方、室内干しがメインの方にとってもデメリットとなることが多いです。
ただし、昔はよくみられたような木造アパートで玄関前にあるというようなケースとは違い、プライベートなベランダに置くタイプのお部屋ならば、洗濯物をそのままベランダに干せるので便利、という方もいます。
こちらも、家賃にダイレクトに影響する条件のひとつですが、室外に洗濯機置き場の物件の数自体もは少なくなってきてはいます。
セキュリティ面を意識して「2階以上」にチェックを入れる方は特に女性の場合に多いですが、防犯面でいうと、「2階以上でも絶対安全というわけではない」というのが本当のところです。2階でも塀や物置などを伝ってベランダから侵入される場合もありますし、エレベーターや階段を使って玄関ドアから侵入する場合は何階でも関係がありません。
2階以上の部屋のメリットは、防犯面よりも「通りからの視線が気にならない」点が大きいです。ただこれは、物件によっては気にならないお部屋もあります。
階段を登らなくて良いので、荷物の出し入れが容易などのメリットも多いですよ。
こちらも女性では気にされる方の多いポイント。ただ、2階以上のお部屋と同様、オートロックだから絶対安心、というわけではありません。
玄関、ベランダが建物などで死角にならず、不審者が人目につきやすいかどうかや、管理人さんの常駐や、共用部の清掃頻度など、他の点も総合的に判断したほうが良いです。
お料理をよくされる方にとっては「譲れない」ことも多い2口ガスコンロ。
2口あると便利、というだけでなく、キッチンが広めのお部屋を選ぶためのキーポイントにもなります。シンクの広さや作業スペースの広さも重要になるので、じっくり写真を見て選んでみてください。
最近のIHであれば、火力に強いこだわりがある方でなければ、ガスとそれほど差はありませんが、IHではない古いタイプの電熱コンロは性能に明らかに違いがありますのでご注意を。
ただ絶対2口ないと自炊がしにくいかというと、そういうわけでもありません。1口コンロの小さなキッチンでも工夫次第でお料理は楽しめますよ。
リフォーム・リノベーションされている物件が多くなっているため、室内が綺麗であればOK、という方には、築年数はほとんど関係がなくなってきています。写真をしっかりとみて、キッチンやバスルームなども新しいものになっているお部屋を選ぶのがポイントです。
ただ、共用部や外観、サッシやドアなど躯体に関わる部分は古いままのものが多いので、そうしたところまで気になる方は築浅を選びましょう。
日当たり重視で「南向き」を選ばれる方も多く、こちらも家賃に影響してくるポイントです。
ただし方角がダイレクトに日当たりに影響するかというと、物件の立地や、階数、構造などによってマチマチというのが正直なところ。南向きでも他の建物で眺望が遮られているようなお部屋では意味がありません。最初から方角にチェックを入れて探すより、内覧の際に、選んだお部屋の日当たりぐらいをよくみてみるという方が良さそうです。
1LDK以上など広めのお部屋ではついていることが多い独立洗面台。
ただ一人暮らしの1Kやワンルームのお部屋では、独立洗面台がついているお部屋はまだ少なく、築浅や新築のお部屋に限られることが多いです。最初からチェックを入れるのではなく「ついていたらラッキー」ぐらいに思っておいた方が良いでしょう。
また、水回りのスペースが増えることで平米数に対してお部屋が狭くなる場合もあるので、間取り図をよくみてみましょう。
こちらも、古い物件ではついていることが少なく、築浅や新築のお部屋に限られます。
コンビニ受け取りなどを上手に活用したり、玄関前に設置するタイプのコンパクトなボックスで「置き配」をお願いするなど代用できる手段もあります。
いただいた質問に、引越し大好きな goodroom スタッフがお答えします。
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田村美葉
田村美葉
グッドルーム・ジャーナル編集部所属。エスカレーターマニアというちょっと変わった肩書きを持っていますが、インテリアやリノベーションが大好きです。グッドルーム・ジャーナルの取材を通じて、いつもたくさんのアイディアを教えてもらってます。